三宿の部屋

マンションの一室をリノベーションしたプロジェクトで、スタジオパルマコン代表の西原の自邸です。

センターコアのプランとし、その配置によって開かれた駆体の外周部に「長押」「巾木」と呼んでいる部材を設置しています。窓の上部を通る「長押」と床と同レベルの「巾木」はビスを打つことができ、縦材などを後から入れられるDIYの最低限のインフラとなっています。
コンクリートの躯体に直接何かを取り付けようと思うと、コンクリートビスやアンカーを使う必要があって、DIYは難しいです。
そこにビスを打てる木のきっかけがあればコンクリートの質感を活かしつつ、DIYも気軽に行えます。

また、内装の構成を①駆体、②下地、③仕上げと整理し、電気水道などの設備を②下地に集約しています。一般的には③仕上げに現れてくる設備を②にまとめることで、設備工事なしに仕上げを脱着できるようになります。
下地に現れてくるスイッチやコンセントはかわいらしくもあり、建物に手を出しやすくなるような空気感を感じられます。

加えて、建築設計そのものを批判的に考えるために、自身を設計者、施主を配偶者と設定し、そのプロセスを施主サイド(打ち合わせプロセス)、建築家サイド(デザインプロセス)と分けて記述しています。

自宅リノベーションの全記録〜施主サイド〜
https://note.com/architectonia/m/m7e1c3b28abbb

自宅リノベーションの全記録〜建築家サイド〜
https://note.com/architectonia/m/mc919cc0997e8

room in Misyuku (2020)

Type : residential (renovation)
Location : Setagaya,Tokyo
Total floor area : 51.47㎡
Material : concrete(existing),lauan,whitewood
Cost : 7,250,000 yen (with tax)
Collaboration : -
Construction : TANK
photo : Kenta Hasegawa